自分の「才能」と「アイデンティティ」を見つける方法を、シリーズで紹介します。
3回目は怒りや違和感から探るもので、この【質問項目】もセッションで扱っています。
これは自分の大事な「信念」「価値基準」や「使命」に通じる概念を見つけるための質問です。
人は誰でも、自分が大切にしている「信念」や「価値観」を侵されると怒りを覚えます
日常的な身の回りの出来事でも、ニュースで見聞きした内容でも、小説や映画などフィクションの世界で感じることでもかまいません。
- イラッとする!ムカつく!こと
- 怒りがこみ上げてくること
- 自分と直接関係ないけど、見ていられない!我慢できない!こと
- なんか違うんだよなぁ・・・と感じること
- もっとこうしたらいいのに・・・と思うこと
- 世間の常識や先生(師)はこう言ってるけど、自分はちょっと違う気がすること
などを見つけて書き出してください。
「違和感」「問題意識」というのは、
- 別に怒っているわけではないけど「なんか違う」と感じること
- 世間一般では良しとされているけど「おかしいんじゃない?」「みんな何とも思わないの?」と疑問に思うこと
- 師(先生、メンター、権威等)から学び真剣に取り組んでみて、「もっとこうした方がいいのでは?」「自分ならこうするのに」と改善点が見えてきたこと
などです。
大事にしているからこそ違和感として感じる自分の「価値観」「信念」、そして何を重視して日々を生きているのか、その「価値基準」が、この質問から浮き上がってきます。
また真剣に取り組んだ結果「もっとこうしたら?」と改善点が見えてくるのは、その部分に自分のオリジナルとして新たに生み出される可能性を秘めています。
こうして拾い出した自分が大切にしているもの、信念、価値基準などを一同に集めると、
「自分が創りたい世界はこんな世界だ!」という世界観、願い
「自分はこのために生まれてきたんだ!」という使命感、ミッション
へと、自然に繋がっていきます。
また、一方でこの質問は、
- 抑圧している自分の要素、自分の姿
- 本当はやりたいのに我慢していること
- 自分に制限をかけている考え、自己否定の思い込み(ビリーフ、メンタルブロック等と呼ばれます)
についても、浮き彫りにします。
自分が我慢している、抑圧しているからこそ、それを堂々とやっている人を見て、
「イラッ!」
とするわけですね。
これは「投影」という心の仕組みで、そこには「こうあるべき」「~~でなくてはいけない」「~~するなんてもってのほかだ!」など、自分ならではのルールがあります。
手放した方がいい「思い込み」(←ビリーフ)か?
それとも、自分を支える大切な「信念」か?
それをこの質問だけで判断するのは難しいので、他の質問(質問シリーズ)と併せて総合的に判断することをおすすめします。
「信念」か「思い込み」か、迷ったらこちらを参考にどうぞ。↓
「思い込み」か「信念」か、セッションではお伝えすることもあります。
「質問シリーズ」続きはこちら ↓
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