「あげる→売りやすい→売りたい」の流れ(プロダクトフロー)を作る

プロダクトフロー:あげる、売りやすい、売りたいの流れを作る マーケティング

理想の相手(クライアント)から「お願いします!」と申し込んで頂くために、「マインドフロー」と併せてぜひ知っておきたい流れ(フロー)があります。
それが、「あげる→売りやすい→売りたい」の流れを示した「プロダクトフロー」です。

「あげる」ものを「無料オファー」と呼んだり、また「売りやすい」「売りたい」の部分を「フロントエンド」「バックエンド」と呼び「2ステップマーケティング」として解説しているサイトも多いので、聞き覚えのある方もいらっしゃると思います。


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このサイトではカタカナ用語を使いたくないので、「あげる、売りやすい、売りたい」の3段階で解説します。


いきなりは、買ってもらえない(プロダクトフローが必要な理由)

人は損したくない生きものです。わからないものや高価なもの、人生に関わるような重大なものをいきなり買う(申し込む)なんてことは、まずしません。
ある程度の情報を得て中身を吟味し、自分(のニーズ)にとって良さそうと判断できたら、そこで初めてお買い上げや申し込みになります。

そこでまず相手(お客様)に対して、無料でその一部を提供し、次に売りやすい(単価の低い)ものを売り、その後で売りたい(単価の高い、利益の出る)ものを売る…という流れを作るとスムーズですよ、という考え方です。

「あげる、売りやすい、売りたい」の事例(プロダクトフローの事例)

身近な例で見てみましょう。

食材の場合

食材の場合:「あげる、売りやすい、売りたい」のプロダクトフロー
食材の場合:「あげる、売りやすい、売りたい」のプロダクトフロー

スーパー等でよく見かけますね。「へぇ、美味しそう」と試食。→ 「けっこう美味しい、買ってみようかな」で購入。→ その後「あれ美味しかったからまた買おう、まとめ買いの方がお得よね」そして自分の定番になるとリピート購入。

化粧品の場合

化粧品の場合:「あげる、売りやすい、売りたい」のプロダクトフロー
化粧品の場合:「あげる、売りやすい、売りたい」のプロダクトフロー

「このシリーズ気になるわ…サンプルもらってみよう」→ 試してみて自分の肌に合ってるなと思ったら「まずは化粧水だけ買ってみようかな」→ そして「うん、いいじゃない。他も買ってライン使いしよう!」とシリーズを揃えて使う。気に入ればさらにリピート。(通販だと定期販売へ)

レストランの場合

レストランの場合:「あげる、売りやすい、売りたい」のプロダクトフロー
レストランの場合:「あげる、売りやすい、売りたい」のプロダクトフロー

「新規オープンしたお店、クーポンあるしランチに行ってみようかな」→ 「うん、美味しいし雰囲気いいし、今度は誰か誘って夜に来ようっと♪」→ 「なかなか良かったね、次の女子会もここにしようか」そして常連に。

クレジットカードの場合

クレジットカードの場合:「あげる、売りやすい、売りたい」のプロダクトフロー

「最初は年会費無料だし、損はしないよね」とカードを作って買い物に使用。→ 「便利だったなぁ、年会費かかるけど、まぁいいか」と継続。→ やがて「特典多いし、何よりもステータスだな」と上位のカードへ変更、という流れです。普通カードを使ってしばらくすると、カード会社から「上位クラスのカードに変更しませんか?特典いっぱいありますよ!」といった案内がよく来ますね。

ミュージシャンの場合

ミュージシャンの場合:「あげる、売りやすい、売りたい」のプロダクトフロー

TVやYouTube等でその人を知り「この人、いいな♪」→ 「もっと聴きたい!もっと観たい!」とCDやDVDを購入、または配信で楽しむ。→ ファンになり「次のライブ、絶対行く!」そしてせっせと推し活へ。


いかがでしょうか。
こんな感じで、実にいろんなジャンルで、上手~く自然にこの流れが出来ています。たとえまんまとハマっているなと思ったとしても、「好き」で「無いと困る」になっていれば、引き続き購入するし応援するというものです。


ファンになると、もうそれ無しでは生きられない

自分用の「あげる、売りやすい、売りたい」流れを考えてみる

これを読んでくださっているあなたは、カウンセラー、セラピスト、コーチ、コンサルタントなど目に見えないサービスを提供なさっていますよね。(目に見えない)サービス業であってもこの流れは同じです。

  • ゴールにあたる、あなたが一番「提供したい(売りたい)サービス」は何か
  • その手前の「提供しやすい(売りやすい)サービス」は何か
  • そのための「あげるサービス」は何か

を、考えてみてください。
そして考えるときの大事なポイントは、相手(クライアントさん)の目線です。

  • 「あげるサービス」は、相手目線では「もらうサービス」
  • 「提供しやすい(売りやすい)サービス」は、相手目線では「買いやすいサービス」
  • 「提供したい(売りたい)サービス」は、相手目線では「買いたいサービス」


自分が相手(クライアント)だったとしたら、あるいは、過去の自分なら、

  • 無料でほしいものは何か
  • どんなサービスなら買いやすい(申し込みやすい)と感じるのか
  • どうなったら買いたい!(申し込みたい!ぜひお願いしたい!)になるのか


あなた専用の「あげる→売りやすい→売りたい」流れを、ぜひ作ってみてくださいね。

「えーと、具体的には何をしたら?」は、こちら↓


「プロダクトフロー」は、「戦略BASiCS」の佐藤義典先生が提唱されている考え方です。書籍の他、メルマガの「売れたま!」でも時々特集が組まれています。

コメント

  1. 小難しいマーケティングがわかりやすい言葉で表現されていて わかりみが深すぎ、連続読みが止まりません!ありがたく無料でギフトいただきます!

    • meg meg より:

      こんの ゆきこさん
      コメントありがとうございます。巷に出回っているマーケティングって、小難しくて、やたらカッコつけてたりして苦手なんですよ~私。わかりやすいと言っていただき嬉しいです。
      (*^_^*)

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