あなたも私も、「密着軸」

3つの差別化軸:相手にぴったり寄り添うのが「密着軸」 マーケティング

「自分にぴったり合ったものが欲しい!」という人(ニーズ)に対して、「相手のニーズに徹底的に応える個別対応」で差別化するやり方が、「密着軸」です。差別化の方法はどの業界も、これを含めざっくり3種類に分けられます。

その3種類を知りたい方は、こちら ↓

「密着軸」にも2種類ある

その「相手のニーズに徹底的に応える」にも種類があり、2つのやり方に分かれます。

  • 「仰せの通りに」タイプ:全て相手(お客様)の要望通り
  • 「プラスアルファ」タイプ:相手(お客様)の要望を踏まえた上で、プラスアルファを提案、提供する


「仰せの通りに」タイプ

自分の考えを一切入れず、全て相手(お客様)の要望通りにして差し上げる…というやり方です。

美容室(理容室)なら、似合うかどうかは脇に置き、仮に似合わないなとわかっていても全てお客様の「仰せの通りに」施術する、というスタイルですね。建築家なら、「八畳の和室に床の間を作って、さらに大きな出窓も付けてレースのカフェカーテンを掛けて、照明はキラキラのシャンデリアでお願い!」という要望に対して「かしこまりました、仰せの通りに」設計する、ということになります。
好き嫌いはともかく、ひとつのやり方、と言えるでしょう。(好き嫌いはともかく…)


「プラスアルファ」タイプ

相手(お客様)の要望を踏まえた上で、さらに相手がまだ気付いていない潜在的な望みを引き出し、それに応える…というやり方です。

美容室(理容室)なら、お客様がまだ気付いていない魅力を引き出し、帰りにはなりたいイメージ通り又はそれ以上になっている、そこまでを見通して提案したり施術をするからこそ次も選んでもらえます。

相手(お客様)の要望は、多くの場合、最初は表面的なものですよね。その表面的な言葉から深掘りし、「これを望んでいるってことは、こっちも欲しいのでは?」「言葉ではそう言ってるけど、本当はもっと別のところを望んでいるんじゃないか?」など、相手が真に心の底から望んでいること、問題を解決した後の姿や暮らし方、生き方にまで照準を合わせ、サービスを提案提供する。それが「プラスアルファ」タイプです。


「プラスアルファ」タイプは、相手(お客様)以上に相手のことを知っている必要があります


痒い所に手が届く位にまで相手のことを知り尽くし、その願いや望み(ニーズ)に丁寧に対応するのが「プラスアルファ」タイプの「密着軸」のやり方。相手はいつどんなときに悩んだり喜ぶのか、何があったら嬉しいのか、何がどうなると困るのかを知っているからこそ、まるで先回りするかのようにひとつひとつに対応できるのです。

ということは、その「相手」とは「誰」なのか、特定している必要があります。「相手(理想のクライアント)」を決めることは、「密着軸」では特に特に重要なんですね。



「相手」に寄り添う


そして、ついうっかり勘違いしやすいのですが、相手に寄り添うとは「相手のためにとことん尽くす!」ことではなく、「相手と同じ目線で、相手と同じ景色を見る」ことです。



相手の「ために」と、相手の「目線で」は違う
相手の「ために」と、相手の「目線で」は違う


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ここ、すごく重要だけど、つい忘れがちなところ…(私もです…う、う…)


「相手と同じ目線で、相手と同じ景色を見る」からこそ相手の気持ちに共感でき、何を望んでいて何に困っているのか、本当は何を求めているのかが自分のことのようにわかります。なので同じ目線になれない人(合わない人や嫌いな人)を「相手(理想のクライアント)」に想定しても、上手くいきませんよね…。


「プラスアルファ」タイプの、あなたへ

このサイト「日本で一番ゆる~いマーケティング×心の仕組み」は「密着軸」であり、さらに「プラスアルファ」タイプです。そしておそらく、これを読んでくださっているあなたも同じだと思います。

あなたが提供するサービスは、決して相手の表面的な望みだけをとらえたものではなく、相手(クライアントさん)が在りのまま本来の生き方(自己実現)ができるよう、また本来の力を発揮して活き活きと毎日を過ごせるようサポートするものですよね。

そうやってひとりひとりがそれぞれの力を発揮し、「自分の出来ることを他者にあげ、出来ないことを他者に頼る」生き方になったなら、それが社会に循環していったなら、私たちの世界はどんなに生きやすい魅力的なものになるでしょうか。
そしてそんな志を持ったあなたに、このサイトが少しでもお役に立てるなら、私もこんなに嬉しいことはありません。


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このサイトに出会ってくださって、本当にありがとうございます。

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