「ホームページ」必要な人、必要でない人

「ホームページ」必要な人、必要でない人 私らしいホームページの始め方


今の時代に、ホームページって本当に必要なんでしょうか?ブログやSNSで十分に発信できるし手軽だし(しかも無料)、わざわざホームページだなんてちょっと古いのでは?

そんな考え方もありますね。私もそう思いますし、絶対に必要とは考えていません。

ホームページ制作には、相当の時間とエネルギーを使います。まして「自分の分身のようなサイトを作りたい、そこで自分そのものを表現したい!」と思うなら尚更です。
プロに制作してもらうとまとまった金額がかかるし、自作の場合は数ヶ月〜半年くらい(仕事を減らしてでも)かなりの労力をそのために費やすことになります。

そこで、どんな人に必要で、必要ないのはどんな人かを、ざっくりとまとめてみました。(文中の「ホームページ」「サイト」は、どちらも同じ意味で使っています)


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カウンセラー・セラピスト・コーチ・コンサルタント等、個人で「人を癒やしたり後押しするサービス」を提供している人で、既にブログやSNSで発信していて、ホームページを作るかどうか考えている人に向けて書いています。


「ホームページ」要る?要らない?の判断基準

あなたの相手(お客様、クライアント)は個人でしょうか?それとも企業や団体などの組織でしょうか?「主に個人が対象だけど、今後は組織も考えてます」という人もきっといるでしょう。

ホームページが必要かどうかは、お客様が「個人か組織か」で判断が分かれます。そして「お客様が個人の場合」のもう一つの判断基準は「決まったフォーマットでの発信で満足しているか?表現の限界を感じるか?」です。


「ホームページ」要る?要らない?チャート


  • 対象は個人のみ、ブログとSNSの発信で満足 → 必要なし
  • 対象は個人のみ、ブログとSNS の発信で表現の限界を感じる → ホームページを作ると表現が広がります
  • 個人の他、組織も視野に入れている → 必要です


個人対象で、ブログとSNSの発信で満足な人

あなたが個人のお客様「だけ」を対象とするのなら、「絶対に必要!」ということはありません。
無理にホームページを作って更新にエネルギーを使うより、日常をSNSで頻繁にアップしたり、サービスへの想いを丁寧にブログで綴る方が効率よく魅力を届けることができます。

ブログサービス(アメブロ、はてなブログ、note等)やSNS(Instagram、facebook、twitter等)は決まったフォーマットでの表現しかできませんが、その分「書く」「発信する」に注力できるため、余計なストレスがありません。お客様ともDM(ダイレクトメッセージ)で直接やり取りでき、わざわざ連絡用のフォームやメールを使うより早いので、その表現と結果に満足できているのなら特にホームページは必要ないと思います。

個人対象で、ブログとSNS の発信に限界を感じる人

対象が個人のお客様「だけ」の場合でも、「決まったフォーマットでの発信に満足していない、枠を外してもっと自由に表現したい!」という欲求があるなら、ホームページを考える時期に来ています。
これまでの発信の中に、あなたの伝えたい想いがたくさん散りばめられているはずなので、それらを丁寧に拾い整理して、あなたの世界観で思い切り表現してみてはいかがでしょうか。ホームページはそれを可能にするツールです。

ホームページとブログやSNSとを上手に連携することで、「認知」を増やすこともできるし、さらに「興味」を持ってもらうことにも繋がります。


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私の場合も、ブログでの表現に物足りなさを感じ「もっと世界観を表現したい!」というタイミングでこのサイトを作りました。

個人の他、組織も視野に入れている人

個人だけでなく、企業や各種団体もお客様として想定している人にとっては、ホームページは必要、というより必須です。
お客様が組織ということは、相手はビジネスのパートナー的存在です。「信頼できる相手なのか?」という視点であなた(あなたの会社)を見るので、理念やビジョンを明確に示したホームページはとても重要な媒体です。(無いとマイナスの印象になることも)

ブログやSNSでそれらを投稿しても、相手はそれを瞬時に見つけることができません。特にSNSはどんどん流れていく「今」を切り取る媒体なので、時代が変化しても変わることのないあなたの理念やビジョン、作りたい世界を表現するには、カテゴリー毎に整理され見つけやすいホームページが最適だと言えるでしょう。

かと言って、「ホームページだけで勝負!ブログやSNSは使わない」というのは時代に合わないのでお勧めできません。それぞれの良さや役割に応じて、柔軟に使い分けたいところですよね。

ホームページもブログもSNSも、全て大事

インターネットの世界で、自分の足で立つ感覚

個人事業者がホームページを持つというのは、そのこと自体に意味があると私は思っています。「インターネット」は実態が在るようで無い、無いようで在る世界です。自分の名前や屋号を表したホームページは、その世界の中で地に足をつける、自分の足でしっかりと立つ、という感覚をもたらしてくれます。

統計的には、起業して3年後にはその8割が消えるという現実があります。
継続できるかどうかは「誰にどんな価値を届けるのか」「そのための自分の独自資源は何か」「どんなメッセージが響くのか」等、あなたのビジネスモデルや戦略にかかっていて、その一端を担うのがホームページです。

もしも「みんながやってるから」「誰かに言われたから」という理由でホームページを作ろうと思ったのなら、一度立ち止まって、

  • 自分にとって本当に必要か?
  • 何のために要るのか?
  • 何を表現したいのか?

を、明らかにすることをお勧めします。


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ホームページやSNSについては様々な考え方があり、正解はありません。ここでは、web関連の仕事に20年以上携わってきて感じたこと、そして今思うことをまとめてみました。私の個人的な考えではありますが、参考になれば幸いです。

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